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転職活動の基本!履歴書のサイズは何を選べばいい?

履歴書は、採用担当者が志望者の存在を知るきっかけとなる重要なアイテムです。

人と人との関わりにおいて第一印象はたいへん大きな役割を果たしますが、それは転職活動でも同じです。

面接試験で自分をアピールできる時間はさほど長くないため、ファーストコンタクトとなる履歴書の印象はできるだけ良くしておきたいもの。

つまり履歴書をきちんと書くスキルは、転職活動の基本といえるでしょう。

そんな履歴書には通常2種類のサイズが使われます。

かつて一般的だった「B5判」と、しだいに主流になってきている「A4判」です。

転職を成功させるには、どんなサイズの履歴書を選べばよいのでしょうか。

そもそもA版やB版ってどう違うの?

日本で使われている主な紙のサイズはA版とB版の2種類です。

この2つの違いについて知っていると、履歴書のサイズを選ぶときの判断がしやすくなるでしょう。

紙のサイズには「国際規格」が定められており、A版やB版といった種類があります。

ところが、国際規格のB版は日本のB版とはサイズが違います。

日本で流通しているB版は「美濃和紙」という和紙の大きさをベースとして作られた、日本独自のものなのです。

1990年代頃から日本のビジネスシーンでも国際化が進み、紙の大きさを国際規格に統一することが求められるようになりました。

役所などの公的機関で使われる紙もB版からA版に切り替えられていったのです。

こうした経緯から、一般に中高年はB版を見慣れており、若い人はA版になじみが深いという傾向が見られます。

もしも転職先が外資系なら、履歴書は迷わずA版にすべきだということがわかるでしょう。

サイズ指定がないならどちらを選んでも問題ない!

履歴書のA4判はA3判の紙を2つ折りにした大きさで、縦297ミリメートル×横420ミリメートルです。

一方、B5判の履歴書はB4判の紙を2つ折りしたもので、 縦257ミリメートル×横364ミリメートルとなっており、A4判よりひとまわり小さめです。

転職サイト「リクナビNEXT」が2017年に行った調査では、転職成功者が使った履歴書はA4判が61%、B5判が31%だったという結果になりました。

A4判を使う人が多くなっている傾向が見られます。

これまでB5判の履歴書を多く扱ってきた会社では、大きめサイズのA4判の履歴書を持ち込まれるとファイリングするときに戸惑うということもあるかもしれませんが、それが原因で不採用になることは通常ありません。

会社から履歴書のサイズについて特に指定を受けていなければ、どちらのサイズの履歴書を使っても問題ないでしょう。

ただし、「サイズ指定」がある場合は厳守しなくてはなりません。

履歴書はサイズではなく中身が大事!

履歴書選びで大事なのはサイズではなく、中身です。

B5判は小さめなので記載欄も狭くなっています。

書くことがあまりないという場合には、履歴書の空白が目立つのを防ぐためB5判を選ぶのも1つの方法です。

反対にアピールしたいことが多いなら、記載欄を広めにとっているA4判が便利です。

ただし、履歴書は多く書けばよいというものではありません。

積極性をアピールするためにたくさん書けるA4判を選んでも、内容が冗長で重みがなければ逆効果になるおそれもあります。

採用担当者が読みやすいように簡潔に書くことも、履歴書の重要なポイントです。

また、転職で履歴書とともに提出することの多い「職務経歴書」のサイズはA4判が一般的です。

B5判の履歴書を選んだ場合、2つの書類のサイズを合わせるべきか悩む人もいるかもしれませんが、必ずしもそろえる必要はありません。

自分で履歴書を作るなら手書きかパソコンか?

かつて流通していた履歴書の多くがB5判だったので、業種によってはA4判の履歴書を入手しにくいというケースもみられました。

インターネット時代を迎え、既成の履歴書を購入しなくても、「ひな型」を印刷して自分で履歴書を作ることができるようになっています。

さらに、履歴書への記入そのものもパソコンで行うことも可能です。

履歴書は手書きとパソコン入力のどちらが良いのでしょうか。

それぞれ一長一短あるものの、一般に手書きのほうが誠実さや熱意、人柄などが伝わりやすいといえるでしょう。

ただし、字がきれいでないと読みにくく、パソコンが使えないというイメージを持たれることもあります。

逆にパソコンで作った履歴書は温かみが乏しくなりがちで、人柄が伝わりにくいのがデメリットです。

採用担当者にとって履歴書は、志望者の人柄を知る大きな手掛かりとなります。

IT系や外資系の企業を志望する場合は、パソコンで履歴書を作ったほうが高評価につながることもありますが、指定がないなら手書きで書くのが無難です。

いずれの場合でも、採用担当者が読みやすく、扱いやすいように配慮することが大切です。

履歴書が1枚に収まらず複数枚になるときは、クリップで留めたりページ番号を振ったりすると配慮が伝わり、採用担当者の印象を良くすることができるでしょう。

履歴書は転職活動の基本!

履歴書は転職活動の基本です。

転職を成功させたいなら履歴書をきちんと書けるスキルを習得しておきましょう。

履歴書のサイズについては、会社で特に指定がなければA4版とB5判のどちらを選んでも問題ありません。

サイズが原因で不採用になることは、通常ないためです。

誠意や熱意が伝わるように、丁寧に手書きで記入します。

サイズにかかわらず、採用担当者が読みやすく扱いやすい、明瞭で簡潔な履歴書を作ることを目指しましょう。

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