起業して3年経ってわかった独立・起業に向いていない人の特徴33選
独立・起業をして事業を成長させていくためには、経営者としての資質が必要です。
当初はうまくいっているようでも、3年も経つと経営者としての資質が問われる場面は多くなり、それが事業の存続自体に影響することもあります。
独立・起業した後に、そもそも独立・起業に向いていないことがわかった場合には、大きな痛手を負う可能性も否定できません。
そこで、独立・起業について慎重に考えたり、自分自身の弱点を知って乗り越える努力をしたりしてもらえるように、独立・起業に向いていない人の特徴33選を挙げていきます。
独立・起業に向いていない10の性格
#行動力がない
事務所に座っているだけでは何も起こりません。
現状を打破し物事を前に進めるのは、考えることよりも行動です。
#決断力がない
経営者は常に決断することが必要です。
最適解だという確信が持てなくても決断は避けられません。
先送りをすれば事業はいずれ行き詰ります。
#集中力がない
刻々と変化する事業環境に適切に対応していくためには、短期的に集中して考えて行動することが必要です。
#ネガティブな性格
過去を振り返ってくよくよしても意味はありません。
壁の大きさに負けて「どうせ無理だ」と思えば本当に負けてしまいます。
逆境に立ち向かう時「必ずできる」というポジティブ思考が強力な武器になるのです。
#思い込みが強い
経営には強い想いが必要ですが、それが単なる「思い込み」であれば判断を誤ります。
事業環境の変化や新たな問題に対応する時、それまでの考えを改められる力は必須です。
#柔軟性が乏しい
取引先や顧客からのさまざまな要望に柔軟に対応することは、新たなチャンスの獲得や事業の新たな成長に繋がります。
#プライドが高い
誇りを持つことは大切ですが、プライドと共に事業を潰してしまっては経営者失格です。
事業のためにプライドを捨てて頭を下げなければならない場面は必ずあります。
#気が弱い
さまざまな交渉の場面や取引先の獲得、ライバルとの競争など、事業を行うことは闘いの連続です。
これを乗り切るためにはそれなりの胆力が必要です。
怖気づいたり、簡単に相手に押し切られたりするよう性格では経営はできません。
#主体性がない
事業に関わる全ての問題は経営者自身の問題としてコミットすべき事柄です。
個々の仕事を従業員に任せたとしても、その責任はすべて経営者が負うべきことは自覚しておきましょう。
#現実を直視できない
不都合な現実を直視するのは辛いことですが、それを直視して決断を下さなければなりません。
資金繰りの問題など事業の存続に直結するような厳しい現実から目を背けていたら手遅れになります。
独立・起業に向いていない10の考え方
#投資の考え方が持てない
事業を行うなら、物の「価格」だけを見る消費者の視点ではなく、物の購入がどれくらいのリターンを生むのかを考える「投資」の視点が必要です。
未来の利益に対する投資として資金を使いましょう。
#お金は労働の対価だと思い込んでいる
会社員を続けているとお金は労働の対価だという考えが強くなっていきますが、事業においては投下した労力と利益が比例している必要はありません。
経営者なら少ない労力で大きな利益を生む方が優秀なビジネスであるという発想が必要です。
#完璧主義者であること
ビジネスモデルや戦略に完璧を求めればいつまでも行動することはできません。
評論家のように粗探しをするのは行動する経営者のやることではありません。
多少の難があっても売上や利益のために突っ込んで行くのが経営者です。
#失敗を回避することばかり考える
多少の失敗を恐れていては得られるものは小さくなります。
失敗の中から学ぶことや新たに得られる価値もあります。
小さな失敗をたくさん積み重ねることが成功への道です。
#ビジネスモデル至上主義
どんなに惚れ込んだビジネスモデルでも現実に即して破壊して作り直さなければ使えない武器になってしまいます。
競合が似たようなモデルで市場参入してくる可能性もあるでしょう。
大切なのは常に現実の市場に合わせていくことです。
#話し合いこそが最も大切だと考えている
多くの知恵を寄せ集めることで良い結論に至ることもあります。
しかし、経営者であれば従業員が納得していなくても事業に必要なことを行わなければならないこともあります。
時には独断も必要なのです。
#立場の違いによる線引きができない
経営者は事業を継続発展させる責任を負っているのであり、そのためには時に従業員に理解できないような処断を下す必要もあることを知らなければなりません。
#他人の責任にばかり敏感
事業への責任は経営者が負うのですから、他人の責任だけを問題にしても解決にはなりません。
最終的な責任は常に自分にあることを覚悟しておく必要があります。
#結果よりもプロセスを重視する
プロセスの中から知恵を得る姿勢は大切です。
しかし、有益に見えるプロセスも成果を生まなければ事業は継続できません。
常に利益を確保することを最優先するシビアさが必要です。
#できない理由を探してしまう
「できない理由」を最初に考えてしまうようであれば何もできません。
できそうにないことでもやるべきときはやり遂げる気概が必要です。「できる理由」の方に意識を向けましょう。
独立・起業に向いていない10の能力の不足
#広報の重要性を理解していない
どんなに良い商品やサービスも顧客に認知されなければ売れません。
明確な広報戦略を持っていなければ限られた資金の下ではすぐに事業は行き詰まります。
#ITへの理解度が低い
現在多くの事業はIT技術の利用なしには進められません。
技術的な知識は不要ですが最低限IT技術の価値や意味を知らなければ使いこなすことはできないでしょう。
#SNSの発信力が乏しい
小手先のSEOなどが意味を失っている今日、商品やサービスへの認知を得るために、SNSでの発信力は必須の武器だといえるでしょう。
#胸を張れる得意分野がない
商品やサービス、経営者である自分自身を売り込むためには、差別化できる得意分野が必要です。
#プレゼン能力がない
わかりやすく端的に商品やサービスを表現できなければ、相手に購入してもらうことはできません。
#健康に問題がある
経営者が倒れれば事業が継続できないことにもなりかねません。
健康の維持は経営者として重要な課題です。
#数値が苦手
財務諸表などを読む力は最低限必要です。
「どれだけの資金を利用してどれだけの利益を出すか」を常に考える力がなければなりません。
#コミュニケーション能力
事業を支えてくれるのは、従業員、顧客、取引先や協力企業などです。
これらとの良好なコミュニケーションが行えなければ助けは得られません。
#継続力
成果が出るまで決めたことをやり続ける力が必要です。
簡単にあきらめず、必要だと思うことをしつこく継続できる力こそが成功の原動力となるでしょう。
#マネージメント力
人を雇うにしても自分ひとりで事業を進めるにしても、目標を設定し進捗を管理していくことは必要です。
仕事を適切に任せられる相手がいれば事業の成長は加速するでしょう。
独立・起業に向いていない3つの思想の不足
#信念がない
事業を通じて成し遂げたい何か、その信念こそが困難を乗り越える力になります。
自分の使命を自覚し強い信念を持てば、簡単に諦めることはないでしょう。
#自分のことしか考えない
事業が世の中に認められるのは、それが誰かの役に立つからです。
誰かの為になる商品・サービスを常に考えることこそが、結果的に自分にも利益をもたらすということを肝に銘じましょう。
#覚悟がない
事業を続ければ必ず困難な場面は訪れます。
「事業とは自分自身である」と言えるほどの覚悟がなければ、困難を乗り越えて道を切り開いていくことはできません。
ここに挙げた33の特徴のどれかに該当する人は多いでしょう。
しかし、だからといって独立・起業を諦める必要はありません。
自らの弱みを直視して改めていく努力を重ねることこそが成功への道なのです。