【決定版】転職の面接で必ず聞かれることまとめ
転職で採用されるポイントは、面接で採用担当者に好印象を与えることです。
そのため、しっかり対策をしておくことが欠かせませんが、具体的に何をすれば良いのか分からない場合もあるでしょう。
面接ではいろいろなことを聞かれ、それにうまく答えなければなりません。
しかし、なかには定番の質問もあるので、事前に答え方を考えておくと効果的な対策になります。
そこで今回は、面接で必ずといって良いほど聞かれる内容をまとめてみました。
序盤の重要ポイント!志望理由
転職の面接では最初に自己紹介を求められ、その後に志望理由を尋ねられるのが定番です。
新卒の面接も同様ですが、採用担当者が知りたいことには違いがあります。
新卒の場合は、採用後に研修などで適性を見てから、割り当てる仕事を決めるケースが多いです。
そのため、志望理由として仕事に関する具体的な内容を求めているのではなく、熱意や意欲を知ろうとする意識が強いと考えられます。
それに対して中途採用は、割り当てる仕事がすでに決まっている状態で募集を行うのが一般的です。
退職した人の代わりを探していたり、新しいプロジェクトのメンバーを確保したりするために募集することが多いからです。
多くの場合は求人の資料に仕事内容が記載されているので、それを踏まえたうえで答えなければなりません。
応募した企業に入りたい理由ではなく、「その仕事をしたい理由」を尋ねられていると考えておきましょう。
自己分析は十分?長所と短所
長所と短所について尋ねられることもよくあります。
長所については、特に困らずに答えられる人が多いでしょう。
しかし、短所については、悪い印象を与えてしまう気がして、どう答えるべきか迷ってしまうのではないでしょうか。
そのときは採用担当者が何を知りたがっているのかを考えることが大切です。
短所を聞きだしてマイナスの評価をしようとしているのではなく、その答えから仕事に対するスタンスを推察しようとしています。
多かれ少なかれ誰にでも短所はありますし、仕事をしていると実力が足りないと痛感することも珍しくありません。
だからといって落ち込んでいては、仕事が進まなくなってしまいます。
企業が求めているのは、一人で課題を乗り越えられる積極性のある人物です。
つまり、短所そのものを質問しているのではなく、それから目を背けないで「どのように克服しようとしているか」を尋ねているのです。
克服の方法も付け加えて答えることが重要です。
売り込みのチャンス到来!自己PR
「3分で自己PRをお願いできますか」というように、面接では自己PRを求められることも多いです。
応募者にとっては自分を応募先に売り込める大きなチャンスですし、採用担当者にとっては合否の重要な判断材料になります。
そのため、単なる自慢話にならないように注意しなければなりません。
自己PRの仕方によって人間性が垣間見えますし、内容からは戦力になるかどうかの情報を得られます。
企業が必要としている人物像をイメージして、それに合う内容に絞って考えることがポイントです。
たとえば、リーダーシップのある人材を探しているのに、「サポート役に徹するのが得意です」と答えても良い評価は得られないでしょう。
自己PRを求められたら、「あなたを雇うと我が社にどのようなメリットがありますか」と質問されていると認識してください。
避けては通れない!退職理由
転職を希望するなら、前職の退職理由を聞かれることは避けられないと考えておきましょう。
それは採用担当者の心理を推察すると明らかです。
企業が採用活動をするのにはコストと時間がかかります。
また、新卒ほどではありませんが、転職者に対しても採用後に導入教育を行うことが多いです。
教材を買い与えたり、他の社員が時間を割いて指導を行ったりします。
そのような時間とコストをかけたにも関わらず、すぐに辞められてしまうと企業にとっては大きな痛手です。
そのため、退職理由を通して、採用後に辞めてしまう可能性を探ろうとしているわけです。
人間関係や残業時間などを退職理由に挙げると、協調性や忍耐力が欠けていると見なされるケースもあるので注意してください。
同様の不満を感じて、すぐに辞めてしまうのではないかと心配されかねません。
この質問は「働き続ける見込み」を確認するための質問といえます。
面面の最後に聞かれる!逆質問
面接の締めとして、「質問はありませんか」と尋ねられるケースが多く見受けられます。
面接は採用担当者が応募者のことを知るための場ですが、同時に応募者が応募先のことを知る貴重な場でもあります。
事業の内容や企業の方針などに関しては、積極的に質問すると良いでしょう。
それだけ真剣に考えていることが伝わるので、好印象を与えられる可能性が高いです。
残業やボーナスなどが気になる人も多いかもしれませんが、待遇にばかりこだわりすぎると印象が悪くなりやすいので気を付けましょう。
これは応募者が何を重視しているのかを探るための質問でもあります。
このように、面接で聞かれることの裏には、採用担当者が本当に知りたいことが隠されています。
それを無視すると、印象に残る回答をするのは難しいです。
少なくとも今回紹介した質問については、「採用担当者の真意」をくみとった答えを用意しておきましょう。